嘘のような失敗体験「まさか事故物件に」

2021年04月20日

今回のテーマは「噓のような失敗体験」

 

オーナー様による語り口調でお送りします。

 

K様・関西在住

福岡市東区○○に木造2階建アパートを保有

管理会社:H社

 

25年程前ですが、福岡はこれから伸びる!との

営業トークに惹かれ、中古のアパートを買いました。

 

ロフト付ワンルームが6戸という小ぶりな物件、

県外の物件のため、細かいことはすべて管理会社に任せることにして、

通帳を見ていれば、残高が増える。

 

アパート経営とはなんと美味しいビジネス!始めてよかったと夫婦で喜んでいました。

 

異変が生じたのは、購入から10年程経った頃でしょうか、

徐々に減額される送金賃料に

物件が古くなれば仕方ないと、言い聞かせていた矢先の出来事。

 

ちょうどリーマンショックで経済も冷え込んだ頃でした。

 

入居者の60代独身男性の家賃が突然、滞納したのです。

 

管理会社の話では

リーマンショックの影響で、職を失ったそうです。

 

その方は、入居期間も長く、保証会社というものは利用しておらず、

契約時の連帯保証人(父)もすでに他界しており

本人に請求するしかありませんでした。

 

10年以上、真面目に家賃を頂いていた方、

突然の失職で本人も辛いはず・・・

 

私は管理会社に「家賃は待っても大丈夫だから、今は責めないでいよう」

そう伝えました。

 

管理会社は「わかりました。でも家賃回収は僕の仕事なので、

あまり追い詰めない言い方で、支払をお願いしておきます」と。

 

なんとなく不安を感じながらの年越し・・・

新年に飛び込んできたニュースは「入居者が首つり自殺しました」

 

私は驚き「だから家賃は待つと言ったじゃないか!」声を荒げました。

 

管理会社は「もちろん、厳しい督促はしてません!

しかし当社が責任を持って、お祓いもしますし、お荷物の整理もします!」

 

こうして、管理会社に後処理を任せ、

落ち着けば、順調なアパート経営に戻ると言いきかせて1年、2年、、、

 

経営はもとに戻るどころか、空室が増えるばかり。

 

事故物件なので、借り手がいないのだと。

 

私はすっかり意欲をなくし、この物件のことは思い出さないように、

夫婦でも話題に出さないようになりました。

 

嘘みたいな話はここからです。

 

入居者の自殺から5年が経過したある日、

すっかり空き家になった廃墟同然のアパートを買いたいとの手紙が届きました。

 

その手紙を見た妻が、信じられない想いで

差出主である不動産会社に電話をし、事故物件である事情を話しました。

 

不動産会社の方は、自殺により廃墟化していたと知ると、

やはり当初のトーンは下がりました。

 

ところが、事情がある物件でも取引できないわけではない、

まずは現状を確認しましょう。

建物は再生可能なのか、室内調査をさせてくれと言うのです。

 

わずかな希望を感じ、私は久しぶりに管理会社に電話しました。

 

しかし、おかしなことに管理会社はなかなか中を見せようとしません。

 

なぜ・・・?

 

とても信じられないことが起きていたのです・・・!!

 

 

続きは後編