良い不動産会社の見抜き方
2024年11月28日
不動産は誰から買うかも重要なのですが・・・
良い不動産、良い営業とはどうすればわかるのか、難しいですよね。
物件にとって重要な知識があることは当然なのですが、見る側に知識がないためにそれっぽい言葉に流されるということはよく聞きます。
そこで、主観ではなく、事実で不動産会社の良し悪しを判断する方法を2つご紹介します。
①不動産会社のレベル?
不動産会社の商号の近くに何かの数字を見たことはありませんか?
〇〇県知事(▲)123456号
これは宅建免許番号というもので、不動産会社の規模と経験値を知るヒントです。
まず〇〇県知事:何県で営業を展開しているかがわかります。ここが「国土交通大臣」の場合は県境を越えて営業している会社です。
地場に強い不動産会社は〇〇県免許のことが多いのですが、まれに県外の業者が県境を越えて買取します!と言ってくるケースがあり・・・反復継続する売買をしていたら業法違反の会社ですので、物件のある県または国土交通大臣免許の業者であるかは最低限確認したいところですね。
(▲)は不動産会社のレベルのようなもの
カッコ内の数字は免許の更新回数です。宅建免許は5年毎に更新が必要であり1ならその免許での営業年数は5年未満、2なら5年以上10年未満。3なら10年以上15年未満。ということが即座にわかります。
平成8年以前は3年毎の更新でしたので、7以上の数になると5の倍数ではなくなりますが、歴史の長い会社であることはわかります。
ただし、免許替え(県知事から国土交通大臣免許になど)すると番号は1にリセットされます。反対に事業譲渡により営業経験は浅い会社が大きな数字を持っている場合もあります。
RPGで例えるなら▲はレベル。古参ユーザーはレベルが進んでいるのです。しかし、ログインだけしてプレイ(最新法令の学習等)を放置している場合もあるため注意が必要です。
また免許替えはクラスチェンジ。事業譲渡はセーブデータの引継ぎにイメージが近いでしょうか。
免許番号だけで判断はできませんが、例外のケースはそう多くはないため参考にはなります。
弊社の場合は 福岡県知事(3)16782号ですので、福岡で営業する10年以上の社歴がある会社です。ちなみに免許替えも事業譲渡もしていませんので、シンプルに読み取った通りの会社です。
免許番号によりイメージした通りの会社かどうか、どのような情報を外部に発信しているかを併せてチェックすると良し悪しがわかりやすくなると思います。
②ネガティブ情報をチェック
不動産会社名をこちらのサイトにて検索ください。
https://www.mlit.go.jp/nega-inf/cgi-bin/search.cgi?jigyoubunya=takuti
これは「国土交通省 ネガティブ情報検索サイト」といいその名の通り、宅建業者のネガティブ情報を確認できます。
罪が重い順番に「①免許取消 ②業務停止 ③指示 ④行政指導」です。
これは実際に上記のサイトで確認できる内容です↓
このような買主様への重要説明が不誠実な業者とわかれば、すみやかにお使いを停止してください。
お客様を騙して儲けようという性根は簡単には治りませんので・・・
●おわりに
簡単にわかる事実だけでは、すべてを判断するのは難しい実態はあります。
しかし、上記ふたつですでに疑問を感じた業者は迷いなく縁を切ってください。不動産会社はコンビニよりも多いのです。ダメなら次!という割り切りをお勧めいたします。